番組でしたが、すばらしかった。高校の時は正直歴史の授業がとても退屈だったので
すが、歴史は現代社会を生き抜く上で大変示唆に富んでいて大切なものなんですよね。
中高生を教える教師はともすれば暗記偏重の無味乾燥な内容で授業を展開しがちで
すが、ここのところもう少し考えていって欲しい。歴史を学ぶ意義は大学受験のためで
も何でもないですからね。うちの高校の世界史の先生は当時結構人気があったけど、
所詮、語呂合わせでポンポン暗記だけさせていくような陳腐な授業ばっかりだったなー
(そこに魅力を感じてしまう生徒も、かわいそうですよね)。歴史を学ぶ意義について語
ったことなど1秒もなかったかな(日本史の担当教諭も然り)。歴史の先生っていうのは、
少なくとも社会経験を外部で何年か積んで歴史を教えることの意義をきちっと把握して
から教鞭をとるべきであるというのが私の意見です。
と、脱線してしまいましたが、如水の残した言葉には、次のようなものがあるらしいです。
「戦いは考えすぎては勝機を逸する。
たとで草履と下駄をちぐはぐに履いてでも
すぐに駆け出すほどの決断。
それが大切だ。」
この言葉は少なくとも僕にとっては大変重みがある言葉でした。ただ、その理由は、僕
が今いる業界が如水が生きた戦国時代と同じくらい凄まじい状況にあるということ、私が
少なくと主観的にはその最前線でギラツイテいたいと感じているからだと思います。
先週、弟からうれしい国際電話が入りました。
制度が変わったとはいえ依然日本で最難関といわれる試験に合格した
とのこと。ここ1、2年大変な努力をしたと思うので、素直によくや
ったと褒めてあげたいと思います。成績もなかなかのものだったよう
です。私が合格したときよりもきっとよい成績だと思いますし(私の
ときは成績開示がなかったので何とも言えませんけどね)、ぱっとみ
てこれならこの世界で十分に実力を発揮できるだけのものをもってい
ると確信し、嬉しくなりました。この業界、結構兄弟で活躍している
人達が多いように思います。そして、私見ということで言わせていた
だければ、兄のほうがより活躍しているケースが多い!(笑)。私も、
追い抜かれぬように、精進していきたいと思います。
私が某資格試験の勉強をしていた時期にNHKでマネー革命という番組が放映されま
した。シカゴやウォールストリートの取引所を舞台に繰り広げられる激しい鬩ぎあい、
さらにはビクター・ニーダーホッファー、ジョージ・ソロス、ジュリアン・ロバートソン、
フィッシャー・ブラック、マイロン・ショールズ、ロバート・マートンといったビックネーム
の活躍ぶりをダイナミックに表現するこの番組に心底ほれ込んだものです*。大学院
でコーポレートファイナンスという授業を取ったときに、ブラックとショールズが完成させ
たブラックショールズ式が出てきましたが、使っていた有名な教科書ですらこの式はこ
の教科書のレベルをはるかに超えているので直感的な導入だけ示すといった書きぶり
になっていました。教科書に書いてあることは簡単に理解できましたが、それでは満足
できず一瞬数式について詳細が載っている文献に当たろうとしてしまいました。でも、
そんなことしてたら完全に脱線して家族が路頭に迷ってしまうと思ったので、途中でや
めときました(笑)。今は多少暇があるので、今度大学院の図書館にでも久しぶりに行っ
てこようかなー。
さて、番組の中には私が通ったアメリカの大学も登場し、いつかこの大学の大学院で
勉強してみたいなーと思ったりもしていました。大学院の種類こそ違ったものの、それが
現実のものとなり、修士課程も修了することができて誠によかったです。
マネー革命はアカデミックな感じで最高じゃ。←欧米かっ!
うーん、でも本当はマネー革命のBGMが好きだっただけなのかも。。。←南米かっ!!
*本になって出版されていますので、興味がある方は是非ご一読を。
先日フェルマーの定理について投稿したところ、妻からフェルマーは趣味の世界に入り
すぎてあかんとダメだしを受けておったのですが、懲りずに今日は数学オリンピックにつ
いて物申す。
最近、日本の高校生は数学オリンピックで輝かしい成績を残すようになりました。たしか
私が高校生くらいのころは、あまり成績もふるわず、銅メダルが一人でる程度だったよ
うに記憶しています。最近は、金メダルを取る日本人も出てきたようで、喜ばしい限りです。
今年の大会でも金が二人銀が3人でたようです。金が筑波大学付属駒場高校の生徒2人
で、銀が灘二人と三重の高田高校から一人です。本当にすばらしいですね。筑駒と灘と
いえば東西の横綱みたいな高校ですしきっと数学研究会みたいなところで切磋琢磨して
いるのでしょうが、三重の高校でこうして健闘している人がいるというのは誠にすばらしい。
ただ、あえて苦言を呈すなら、まだまだ超一流レベルになっていないということ。最近知った
ことですが、金メダルといっても満点を取る人から、何問か取りこぼす人までかなり幅広
いレンジが設定されているようです。ロシアや中国は満点をとる人材を輩出するものの
日本はまだまだ全然そのレベルに至っていないようです。せっかくここまで上がってきた
のだから、もう少しがんばって、近い将来満点を取るような人材が現れて、かつ総合順位も
ベスト3に入るような成果を上げてほしいと強く願います。がんばれ!