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2025/07/09 11:35 |
医者の説明責任

私は腰痛持ちなので、余裕があるときに、一度医者でも行っておこうと思って、近くの
開業医のところへ行ったのですが、大失敗でした。

最初に訪問したときは、保険を含めたお金の話をスタッフから聞かされたのですが、
アウトオブネットワークではあるものの、全ての診療は保険のカバー対象になり、当該
保険の規定に従った支払いのみが発生すると明確に伝えられました。アウトオブネット
ワークだから嫌だなーとは思ったんですが、全診療が保険の対象になりうるのであれ
ば最低限の安全は確保されると思い、deductible分として200ドルだけ最初に支払い
ました。まず、MRIを先に撮れとお決まりのように言われたので、別の診療所でMRIを
撮った上で、上記の開業医を再訪問したのですが、ここに至って初めて詐欺的誘引に
気が付きました。たいてい腰の治療なんて牽引くらいしかなく、当初のスタッフの言葉か
らすると当然牽引も保険対象ということになるのですが、ここに至ってドクターはなんと
牽引は保険対象外というではありませんか。それでも、日本の経験からすると、牽引分
の支払いなんて大したことないだろうと思いながら、ほんでなんぼと聞いたら、20回強制
通院で4200ドルと言うではありませんか(約50万)。誰がそんな金払うかボケと一瞬
英語でいいそうになりましたが、流石に理性的になって、なぜ最初に牽引は保険対象外
で莫大な費用がかかることを説明しないのだと詰問しても、MRIを撮ってみないと最終的
な診療方針が決まらんなどとおっしゃる。しかし、スタッフはたしかに全診療がカバーされ
うると言っていたし、もし例外があるのであれば必ず事前に通告しておく義務があるはず
だと私は考えます。思うに、この開業医は、MRIの結果にかかわらず、ほぼ100%に近い
確立で牽引を患者に勧めていることは間違いなく、そうであれば、当該医院のメインの
治療法に関する料金の詳細が初回に説明されないのは明らかに専門家としての説明
義務に違背する行為と言わざるをえません。特にアウトオブネットワークの患者に対して
はなおされです。なぜなら、その患者は、最初に牽引の価格が莫大なものになることを
説明されていれば、そもそも、MRIの撮影を含めその医院を通じて医療行為を受けるこ
とを拒否して、合理的予算内で治療を受けられる他の選択肢を模索する機会が与えられ
たかもしれないからです。

私にとっては、今回の200ドルは授業料みたいなもんですね。MRIは転用できるので、
まあ違うお医者のところに持参することで損害は一部回避できるのかもしれませんけどね。
今日は頭にきたので、早速文書をメールで送りつけ、必ず書面で回答を送付せいと言って
おきました。

この医者もしかしたら優秀なのかもしれないのですが、いわゆるdue process(適正手続)
を踏まない専門家はクズと一緒です。私欲が先行しすぎている。初回に費用をバラしたら
多くの患者が牽引を受けなくなる、だから、MRIを先に撮らせてそれを前提に牽引を受け
るように心理的強制をしやすくするために、費用についての説明をあえて後ろにずらすという
手法ですね。医者は受付スタッフには初回で牽引費用の詳細を患者に伝えないよう口封じを
しているに決まっている。こんなやり方はプロとして失格だ。

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2006/09/30 12:27 | Comments(0) | TrackBack() | 日常

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