守りに入れば、当面安定した暮らしを送ることができるかもしれない。しかし、今は変革の時代だ。守りに入れば将来リスクを背負うことになる可能性もある。あるいは、リスクとまでは言わないが、変革の時代に乗り遅れることで付加価値が生み出せなくなって、結局指を銜えて他者の栄光をしょんぼり見つめることになるかもしれない。さて、どう踏み出しますかな。
今日は、職場の方のご好意で、ある分野の世界的会合に参加させて頂きました。
その道の最高峰にいる方が世界から集まってくるだけあって、パネルディスカッ
ションなんかも極めてレベルが高く、有意義な会合でした。
ランチのときはフリーに着席してよいので、大物達を前にしてどこに着席したらよ
いのか若干そわそわしてしまいましたが、たまたま日本通の方が隣に着席してく
れた関係で、楽しくお食事をすることができました。
日本人は私一人だったと思いますが、逆にいうと、これは大変残念なことでもあり
ます。このような有意義な大会でアジアがパネルに入ることができない現実は何と
してでも変えていかねばならない。今日直面した現実を変えるべく、今後地道に努
力を重ねていくことを誓おう。それが今日おそらく唯一出席を許された日本人に課
せられた責務のような気がした。
私は遊学していると多くの人が考えていたと思いますので、晴れて仕事に復帰できた
のは素直に嬉しいことです。慣れない職場での緊張感はあったものの、そんな緊張感
を楽しめている自分がいて、嬉しい。一昔前なら、胃が痛くなっていただろうな。私も
ちょっとは成長したんですね。
今日は、ニューヨークへ来て以来間違いなく一番英語をしゃべった日です。やはり遊学
だったのかと怒られそうですね。「僕らの仕事はコミュニケーション命ってことです」みた
いな格好のいいことを言ってみたいのですが、実際は、コンピュータの接続が明日から
なので、話すしかなかっただけかもしれません。
PS ところで、下のドアマンって僕のこと何者と思っているのだろーか。いつも破れた
ジーパン履いて通勤者に混じってマンションを後にしていた僕をきっと変な奴と思ってい
たに違いない。嫁さんがいつも綺麗な格好をしているので、さらに頭が混乱していただ
ろーな。今日スーツ着て出て行ったら、いつもの彼ちょっと目が丸かったよ。へへっ。